マイニングできるビットコインの供給量は残り10%

前回のビットコインの半減期から1年半が経過した12月13日、流通しているビットコイン(BTC)の総量は、総供給量の90%がマイニングされたという重要な節目を迎えた。

Blockchain.comの最新データによると、13日の時点で流通しているビットコインは1,899万BTCで、マイニングできるのは総供給量の10%に過ぎないことになる。最初の90%のBTCのマイニングには約12年かかったが、残りはもう少し時間がかかりそうだ。

ビットコインには、生みの親であるサトシ・ナカモトによって2,100万BTCという総供給量(ハードキャップ)が設定されている。ビットコインのハードキャップは、通貨や投資ツールとしてのビットコインの価値を提案する上で非常に重要だ。



ビットコインは半減期によって、新たなビットコインを生産する割合が4年ごとに半分になるため、ビットコインのマイニングプロセスを完了するには、今から119年かかるとされる。

ビットコインのブロックチェーンでは、マイナーが新しいブロックを検証した報酬としてのみ新しいBTCが作成されるため、半減期によって、流通する総供給量が増えてもビットコインの生産量は減少していく。2020年5月以降、マイナーは新しいブロックを検証するたびに6.25ビットコインを獲得してきた。次の半減期である2024年には、1ブロックあたり3.125BTCに減少する。

2040年には、ブロック報酬は0.2BTC以下に減少し、2,100万個のうち8万個のビットコインしか手に入らなくなる。最後のビットコインをマイニングするには、40年近くかかると言われている。

ビットコインの価格は、年末が間近に迫る中、5万ドルを新たに拒絶して週明けを迎えた。本稿執筆時点では、11月10日につけた史上最高値68,789ドルから30%近く下落している。



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